Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんたからじま

新宝島

江戸川 乱歩

Lisez 新宝島 (しんたからじま) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 99 590 caractères · 197 écrans

Aozora Bunko

「食いしんぼう」なんて、からかうどころではありません、ありがたくって拝みたいくらいです。

おなかがふくれてしまうと、三人はボートの中に横になって、グウグウ寝こんでしまいました。あんなにひどい働きをした上、一晩中眠らなかったのですから、もう我慢にも目をあいていられなくなったのです。

静かといっても大洋のことですから、時々大きな波のうねりが襲って来るのですが、三人はもうそのくらいのことにはおびえません。グウグウいびきをかいて眠りつづけるのでした。

それから二日間は、何事もなく過ぎ去りました。三人が待ちに待っていた汽船は、一向通りかかる様子もありませんでしたが、海は鏡のように静かでしたし、食料はありますし、命には別状もなくすごすことが出来ました。

何より困ったのは、赤道に近い太陽の熱さでしたが、三人は残っていた一本のオールをボートの中に斜に立てて、みんなの上着をつないで日覆のようなものをこしらえ、やっと熱さをしのぎました。

それに、南洋では、どんな天気のよい日にも、一日に二回も三回も、スコールという夕立のような雨が降りますので、その度に体中がずぶぬれになって、暑さを忘れ、その雨を両手にうけて、かわいた喉をうるおすことも出来るのでした。