Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
プラットフォーム
昇降場
広津 柳浪
Lisez 昇降場 (プラットフォーム) de 広津 柳浪 (ひろつりゅうろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 4 774 caractères · 10 écrans
『何だか可厭な人だわ。』
『そうねえ。』
『彼方へ行った方が可いね。』
若子さんが人と人との間を潜る様にして、急歩いでお行でですから、私も其後に尾いて行きながら、振返って見ますと、今度は学生も尾いて来ませんでした。
『若子さん、あの学生の方は何したって云うんでしょう。』
『何だか知らないけれど、可厭な人ですねえ……あらッ、彼方を御覧なさいよ、可怖いわ。』
若子さんが眼で教えて下さったので、其方を見ましたら、容色の美しい、花月巻に羽衣肩掛の方が可怖い眼をして何処を見るともなく睨んで居らしッたの。それは可怖い目、見る物を何でも呪って居らッしゃるんじゃないかと思う位でした。
私も覚えず、『可怖い方だわねえ。』
若子さんは可怖い物見たさと云った様な風をなすって、口も利かないで、其方を見て居らしッたのでした。
すると、其方が私達の方へ歩んで御居ででした。途端に其処に通掛った近衛の将校の方があったのです――凛々しい顔をなすった戦争に強そうな方でしたがねえ、其将校の何処が気に入らなかったのか、其可怖眼をした女の方が、下墨む様な笑みを浮べて、屹度お見でしたの。
『彼人達は死ぬのが可いのよ。