Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

はるさきのあさのこと

春さきの朝のこと

小川 未明

Lisez 春さきの朝のこと (はるさきのあさのこと) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 2 951 caractères · 6 écrans

Aozora Bunko

それが満開の時分はちょうど、一村が銀世界となる。中国のいなかには、すももばかりの村があるよ。すももの木に馬をつないで、休んだときのことだ、村の子どもがおおぜいそばへよってきて、はじめは、えんりょして、だまって見ていたが、すこしなかよしになると、馬に乗せてくれといってきかない。そのようすが、あまりむじゃきで、かわいいので、つい一人乗せてやると、こんどはおれの番だ、おれにもといって、つぎつぎに前へ出る。しかたがないから、公平に、かわるがわる、乗せてやると、なかには馬をひいて歩かせてくれというのもある。子どもは、しょうじきだ、思ったとおりいうのだな。ただ一人、どうしても、馬に乗らない子があった。乗せてやるといっても、あとずさりする。どこにもこういう気の弱い子がいるものだ。その子は、いちばんかわいらしい女の子みたいな、顔をしていた。国はちがっても、人情や、子どもの遊びに、ちっともかわりはない。たとえ、おとなどうしが、けんかをしても、子どもどうしは、関係なく、いつだってお友だちになれるよ。」と、おじさんは、心が明るくなったような、話をしてくれました。

こう聞くと、私は、なぜおとなどうしは、たがいに、りくつをいわなければならないのだろうと、ふしぎな気がしました。