Classiques japonais avec furigana
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とけいやしきのひみつ
時計屋敷の秘密
海野 十三
Lisez 時計屋敷の秘密 (とけいやしきのひみつ) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 36 481 caractères · 74 écrans
「かまうことはない。どんどん、はいってみようよ」
少年たちは元気であった。
そこで額を横へひっぱって、うしろの穴から、少年たちは中へはいっていった。
うす暗い部屋、ぷーンとかびくさい。畳がしいてあるが、すっかりくさって、ぶよぶよである。
目が暗さになれてくると、少年たちはその部屋のひろいのに気がつき、それと同時に、その部屋のまん中に、鉄格子があるのを発見した。
鉄格子というよりも鉄の檻といった方がいいであろう。その鉄格子は、床と天井とをつらぬいていた。
「あっ、檻の中に人がいる!」
二宮君が悲鳴をあげて叫んだ。
「なに、人だって」
みんなこわごわ檻の方へ寄って、中をのぞきこんだ。なるほど人が倒れている。洋服を着ている男らしい。何者か。
四本君がこのとき懐中電灯の光を、檻の中の人の顔にさしつけた。
「おや、骸骨だよ。骸骨が洋服を着ている」
「手も、白骨になっている」
檻の中で死んでいる人物は、やはり囚人でもあろう。しかも年代がずいぶんたっているらしい。洋服を着ているところから見ると、外国人であろうか、それとも当時の新しがり屋であろうか。
「まさかヤリウスの白骨死体じゃなかろうね」