Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しょきかん

書記官

川上 眉山

Lisez 書記官 (しょきかん) de 川上 眉山 (かわかみびざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 18 182 caractères · 36 écrans

Aozora Bunko

何とか仲を直しておいでなさいな。私は困るわ。

その投首のしおらしさに、善平は一時立ち止まりて振り返りぬ。綱雄はむずかしき顔も崩さず、眉根を打ち寄せて黙然たり。見るにこなたも燃え立つ心、いいわ、打っちゃっておけ!

袖振り払って善平は足音荒く出で行けり。綱雄は打ち沈みてさらに言葉もなし。渓行く水はにわかに耳立ちて聞えぬ。

綱雄さん、あなたはなぜそんなにも奥村様をお嫌いなさるの。いい加減にあしらっていればいいではありませんか。え、どうかしてそうおしなさいな。こんなことになると私はどっちへついていいか分らなくなって、ほんとに泣き出したくなって来るわ。としみじみ言い出づる光代、出来るならねえ、どうぞ気を取り直して見て下さいな。え、あなた、と顔を窺き込みぬ。人を惹く風情はさらなり。

動かされてか綱雄は顔を上げて少しく色を直しぬ。されども言葉はさらに譲らず。私は自分を枉げることは出来ん。あの男はどこまでも私の気に入らんのだ。私はもとより拠るところがあって言ったのであるが、伯父様が用いて下さらねばそれまでのこと、お前はまああの男をどう思う。

私なんぞにはよくは分りませんが、あんなに喋々しい人というものは、しんには実が少ないだろうかと思いますよ。