Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

きのうえとしたのはなし

木の上と下の話

小川 未明

Lisez 木の上と下の話 (きのうえとしたのはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 3 558 caractères · 8 écrans

Aozora Bunko

一

一

ある家の門のところに、大きなしいの木がありました。すずめが、その枝の中に巣を造っていました。さわやかな風が吹いて、きらきらと若葉は波だてていました。

「お母さん、さっきから、小さな子供たちがこの木の下でぺちゃぺちゃいっているが、なにをしているんでしょうね。」と、子すずめがききました。

「さあ、なにをしているのでしょう。年雄さんとちい子ちゃんとですね。おまえ下の枝までいってごらんなさい。」と、母すずめが答えました。

「空気銃で打たれるといけないな。」

「いいえ、あの子たちは、そんなわるいことをしませんよ。それに、もうこのごろは、銃を持つ季節でありませんからね。」

子すずめは、飛んで降りようとしました。

「だが、あまり下へいってはいけませんよ。近所にねこがいますからね。」と、母すずめは注意をしました。

「お母さん、ねこならだいじょうぶですよ。僕たちのほうがよっぽど早い。」

「いいえ、ここにいる年とったねこは、それはりこうで、木に登ることが上手です。いつか、私ですら、もうちょっとで捕まるところでしたから、油断をしてはいけません。」

「あの白と黒のぶちのあるねこでしょう?」