Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きそがわ
木曾川
北原 白秋
Lisez 木曾川 (きそがわ) de 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 25 659 caractères · 52 écrans
窪地にスケート・リンクなどがあるくらいだから沍寒はきびしいのであろう。崖の縁へ出ると漸く休憩所の一つを見出した。人の気配もせぬので、のぞいて見ると隅っこの青く透いたサイダー瓶の棚の前に、鱗光の河魚の精のような爺が一人、しょぼんと坐っていた。ぼうと立つのは水気である。
翠嶂山と呼ぶこのあたり、何かわびしい岩礁と白砂との間に高瀬舟の幾つかが水にゆれ、波に漂って、舷々相摩するところ、誰がつけたかその名も香木峡という。左に碧くそそり立つのが碧巌峰である。
そこで屋形の船のひとつを私は小手招く、そこここの薄墨の、また朱のこもった上の空の、霧はいよいよ薄れて、この時、雲のきれ間から、怪しい黄色の光線が放射し出した。これからまたひとしきりなぎになって蒸し暑く蒸し暑くなるのである。
「じゃあ、ここでお別れします。私は土田へ出てこの山の裏手を廻って帰りますが、どちらが早いかひとつ競争して見ますかな」
自動車の運転手が笑った。
「よかろう」と私たちは舟に乗り込む。船頭はやはり二人で、棹をつつッと突張るや否や、後のが櫓べそを調べると、櫓をからからとやって、「そおれ出るぞぉ」