Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
みらいのちかせんしゃちょう
未来の地下戦車長
海野 十三
Lisez 未来の地下戦車長 (みらいのちかせんしゃちょう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 41 930 caractères · 85 écrans
まるで燧石のやわらかいやつみたいだ。こいつは掘るのに、なかなか手間がかかる。しかし、そこまで掘れば、大体いい水が出るね」
「水なんか、どうでもいいのですよ」
「いや、こいつを心得ていないと、とんだ失敗をする。わしが若いころ井戸掘りやっていたときには……」
と、そこまでいったとき、御隠居さんは、自分の家の人に呼ばれたようである。(お爺さん、余計なことを言なさるものじゃありませんよ)(なあに、かまやしないよ、わしは、若いとき井戸掘りで渡世していたんだから)(だって、あまり名誉な仕事でもないわ)(そんなことはない。第一、お前もわしが井戸掘り稼業をしたればこそ、おまんまに事欠かなかったんだし、それに井戸掘りがなけりゃ、誰も水が呑めやせん。水が呑めなければ、飯がのどへ通るかい)などと一郎の頭の上で、大分やかましい話がやりとりされていたが、やがて、御隠居さんの顔が、穴の上に現われて、
「おい、一郎さん。シャベルだけじゃ、穴は掘れないよ。うちに、つるはしがあるから、それをお使い」
「はい、すみません」
「そのうちに、わしも、腰の痛いのがなおったら、手伝うよ。昔とった杵づかだからねえ」