Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

すえっこ

末っ子

山本 周五郎

Lisez 末っ子 (すえっこ) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 27 564 caractères · 55 écrans

Aozora Bunko

米良が聞いていて云った、「それをまた木挽町が買ったなんて云やあしまいね」

「これはまじめな話ですよ」と云って平五はぬるくなった茶を啜った、「そうやっているうちに、私はさらに新しい方法をみつけました、おやじの品が続かなくなったからでもあるが、清鑑堂の店にあるがらくたの中から、これとおぼしき物を買って、よその店の古道具屋へ売るんです、もちろんはじめはむだ骨折りでしたが、やっているうちに勘がはたらくようになったのでしょう、中でも刀剣類ではときたまかなりな儲けがあるようになりました」そこで彼はすばやく姉に云った、「まあなさけない、でしょう、わかってますよ」

「それは幾つぐらいのときかね」と米良が訊いた。

「十六七のころからでしょうね」

「よく誰にもみつからなかったものだな」

「みつかったんですよ、いや、金のほうですがね」と平五は肩をすくめた、「ちょうど二十一分溜まったときにみつかったんです、紙に包んで長押の中へ隠しといたんですが、おふくろがそれをみつけて取上げてしまいました」

「取上げられたって」

「まさか自分で稼いだとは云えやしません、小遣や人に貰ったのを溜めておいたのだと云ったんですが、そんなことは侍の子に似合わしくない、必要なときにはこっちからあげると云いましてね、くやしかったですよ、じつにくやしかった、涙が止らなかっ