Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
すえっこ
末っ子
山本 周五郎
Lisez 末っ子 (すえっこ) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 27 564 caractères · 55 écrans
「わかったって貴方の責任じゃあない、新庄家伝来なんですからね、大名の家蔵にだって偽物は幾らもあるし、そんな心配をする必要はありませんよ」
「やってみるか」と主殿は云った、「ではひとつ、やってみるとしよう」
平五は少しも心配しなかった。
――必ずみんなひっかかる。
彼はそう信じていた。七年あまりも道具屋に出入りをし、焼物ではしばしば儲けた。これは骨董道楽の父のおかげもあるだろう、けれども刀剣類に関しては、平五自身の勘がものをいった。もちろん鑑定をするなどというところまではいかない、楽しみに見る程度であるが、父や親族たちに比べれば、はるかに眼が高いという自信があった。
――ただ叔父がへまなことをしなければいい。いつかの香炉のときとは条件が違うが、小心な叔父のことだから、うっかりすると自分でぼろを出すおそれがある。それさえなければ大丈夫だ、と平五は思っていた。
九月十日に、彼は聖坂へでかけた。寄合のようすを見てやろうかと思ったが、さすがに気が咎めるので、日講の日ではなかったがでかけてゆき、学問所の講堂を覗いたあと、学寮へいって友人たちと雑談していると、森の助三郎がやって来て声をかけた。