Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ほんじょりょうごく
本所両国
Lisez 本所両国 (ほんじょりょうごく) de Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 21 005 caractères · 43 écrans
方丈記
それは恐らくは誰よりも僕を動かさずにはおかなかった。僕は勿論「泰ちゃん」のために見事に敗北を受けたことを感じた。同時に又「泰ちゃん」の描いた「虹」にありありと夕立ちの通り過ぎたのを感じた。僕を動かした文章は東西にわたって少なくはない。しかしまず僕を動かしたのはこの「泰ちゃん」の作文である。運命は僕を売文の徒にした。若し「泰ちゃん」も僕のようにペンを執っていたとすれば「大東京繁昌記」の読者はこの「本所両国」よりも或は数等美しい印象記を読んでいたかも知れない。けれども「泰ちゃん」はどうしているであらう? 僕は幾つも下駄の並んだ飾り窓の前にたたずんだまま、そっと店の中へ目を移した。店の中には「泰ちゃん」のお母さんらしい人が一人座っている。が、木村泰助君は生憎どこにも見えなかった……
方丈記
僕「きょう本所へ行って来ましたよ。」
父「本所もすっかり変ったな。」
母「うちの近所はどうなっているえ?」
僕「どうなっているって……釣竿屋の石井さんにうちを売ったでしょう。あの石井さんのあるだけですね。ああ、それから提灯屋もあった。……」
伯母「あすこに銭湯もあったでしょう。