Classiques japonais avec furigana
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まつとふじげいぎのかえもん
松と藤芸妓の替紋
三遊亭 円朝
Lisez 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 46 921 caractères · 94 écrans
左様なことは些とも知りませんのは奧州屋新助の女房、昨夜は新助が帰らんと云うので、
女「旦那さまがお帰りが無いから、早くお前店を開けて、万事気を附けておくれ」
福松という店を預かっている若者が指図をして、店の飾り附をして居ると、門口へ来ました男は穢ないとも穢なく無いとも、ぼろ/\とした汚れ切った毛布を巻き附けて、紋羽の綿頭巾を被って、千草の汚れた半股引を穿き、泥足草鞋穿の儘洋物屋の上り端に来て、
男「御免を蒙むる」
福「今其処へ来ちゃアいけない…来ちゃアいけない……今店を出す処だに、何だい」
男「何だって人間だい」
福「冗談云うねえ、今店を明けたばかりの処で其処へ突立って邪魔して居ちゃアいかん、何だア銭貰い」
男「失敬極まる事をいうな……これ銭貰いとは何だ……さ当家の家内に逢いたいんだから是れへ呼んでくんな……おふみを是れへ呼べ」
福「何うもこれは何だろう……お前は一体何処のものだい」
男「何処も何もあるものか、人力車夫の徳藏という者だと云やア解るから呼んでくれ」
福「呆れて物が云われない、何だって車夫が此処に来てお内儀さんに逢いたいてえのは何ういう