Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
えいぞうのし
栄蔵の死
宮本 百合子
Lisez 栄蔵の死 (えいぞうのし) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 38 295 caractères · 77 écrans
どうぞ、これこれでございますから月々いくらかずつ出して下さいますまいか。
とは云えない気がした。
あんな事さえして置かなければ、何も、こうまどわずに有り体に云ってすがられるものをと、下らない事に、先の気を悪くする様な事をした娘が小憎らしかった。あっちこっち烏路ついた最後は、やっぱり川窪をたのむより仕方のない事になった。
娘に相談する気になって、
「お君起きてんか?
と云った。
「何え、父はん。
「私もな、今つくづく思うて見たんやが、金出してもらうにしろ、どいだけずつ入るんやかはっきり知れんでは、うちあかんさかいお前見つもって見てんか。さっきも、お金が云うてやが、月々二十円ずつ入るやそうやが、ほんまかい。
若しそんなだったら、もう私の力ではどむならん。
「二十円え?
母はんがそう云っといしたかの。
そんな事、あるもんどすか、
十円も、もろうてあればようまっしゃろよ、
何んも、偉う高えもの食べるやなし、一週間入院する『はらい』さえ出けたらええどすもの。
「そいで、入院するに、どの位入るんや。」
「そやなあ。
下等の病気に入とるのやさかい八九円だっしゃろ、
いろいろなものを交ぜて。