Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うめのにおい

梅のにおい

香倶土 三鳥

Lisez 梅のにおい (うめのにおい) de 香倶土 三鳥 (かぐつちみどり) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.

N1 · avancé · kanji et kana modernes · 916 caractères · 2 écrans

Aozora Bunko

「あたしはねえ、梅のにおいを嗅ぐと何とも言えないいい心持ちになって、歌がうたいたくなるのです。そうしてあちらこちらと躍りながら飛びまわりたくなるのです」

「ヘエ、さようですかね。そう言えばあたしも何だか踊りたくなったようです」

「まあ、おもしろいこと。一つおどってみせてちょうだいな」

「いいえ、あたしはあなたの着物のにおいを嗅いだら一緒に踊りたくなったのです、本当にあなたのにおいを嗅ぐといいこころもちになります。どうです、一緒に踊ろうじゃありませんか」

「いやですよ。あなたと踊るのはこわい」

「何故です。ちっとも怖い事はないじゃありませんか。もっとこっちへきてごらんなさい」

「イヤですよ。妾のにおいを嗅いで踊りたくなったと言うのは嘘でしょう」

「どうして」

「たべたくなったんでしょう」

と言ううちに鶯はパッと飛げ出しました。

「しまった」

と斑が飛びつきますと、ドタリと地べたへ落ちてしまいました。

「ホーホケキョ、ホーホケキョ」

と鶯は隣のうちの梅の木で鳴いていました。