Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

もりのいしまつ

森の石松

山中 貞雄

Lisez 森の石松 (もりのいしまつ) de 山中 貞雄 (やまなかさだお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 23 949 caractères · 49 écrans

Aozora Bunko

「じゃ源兵衛さん、うちの親分の身内になりてえと云う石松ってなァ」

「そうよ、俺の伜だ」

「ほう、じゃ、あの当時、いつも姐さんに抱かれてたあの子供が、そうかい? 源兵衛さん蛙の子は矢っ張り蛙だな」

「蛙の子は蛙か、うめえ事を云やァがる」

源兵衛、淋しく笑う。(F・O)

S=茶店の外

夕やけ小やけ……

半五郎の帰った後、源兵衛一人、表に出て、しょんぼり床几に腰掛けている。

石松、帰って来る。

S=店

お静一人、半五郎から貰った菓子折を開けて饅頭かなんか喰っている。

石松、這入って来る。

「お帰んなさい。今迄何処行ってたの。先刻、清水からお客様が見えたのよ」

「清水って、お貸元の処からか?」

「この間のお礼に見えてね、これ頂いたの。美味いわよ、とっても」

「それで……もう帰ったのか」

「お客様? え、帰ったわ。それが……可笑しいのよ。その人、お父っつあんの昔のお友達だったの」

「父っつあんの昔の友達?」

「二十年も逢わなかったんですって……その人、妾の顔を見ておっ母さんにそっくりだって云ったわ。兄さん、死んだおっ母さんの顔覚えてるでしょう。妾そんなに似てる?」