Classiques japonais avec furigana
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じろうものがたり
次郎物語
下村 湖人
Lisez 次郎物語 (じろうものがたり) de 下村 湖人 (しもむらこじん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 178 724 caractères · 355 écrans
」
「しかし、大たいそんな意味だったんだね。」
「そうだと思います。」
「それについて君はどう思う? やはりその通りだと思うかね。」
「思います。」
「それも朝倉先生が言われたから信じるというんだな。」
「そうです。」
「ふうむ。……それで、ゆうべ集まったのは幾人ぐらいだった?」
「三十人ぐらいです。」
「名まえもむろんわかっているだろうね。」
「わかっています。」
「あとでわしまでその名前を届けてくれないかね。」
「そんな必要がありますか。」
「ある。」
「じゃあ、届けます。」
二人の問答はもう何だか喧嘩腰だった。
「ついでに、もう一つたずねるが、――」
と、少佐は次郎の顔をにらみすえながら、
「白鳥会は今後もつづけてやるつもりなのか。」
「やるつもりです。」
「朝倉先生がいられなくても?」
「ええ、やります。朝倉先生もつづけてやるのを希望していられるんです。」
「すると、これからはどこで集まるんだ。」
「僕のうちで集まります。」
「君のうちで? しかし、先生は?」
「先生はなくてもいいんです。」
「生徒だけで集まろうというんだね。」
「そうです。」
「そんなこと、君のお父さんに相談したのか。」