Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
「ははのひざのうえに」(しょうかいならびにたんぴょう)
「母の膝の上に」(紹介並短評)
宮本 百合子
Lisez 「母の膝の上に」(紹介並短評) (「ははのひざのうえに」(しょうかいならびにたんぴょう)) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 10 661 caractères · 22 écrans
何ぞと云うと「法王様が仰云って?」と云います。アンナは、何だか旧教くさく、尼さんくさいからと云うので。
ロザリーは、どちらにもつかず、公平な態度を保っていましたが、アンナが夜中にまで、跪ずいてお祈を繰返すのには恐れました。
お祈はきまって一つです。妹のフロラが彼女に自分の幸運をゆずろうともせず意気揚々とインド行の仕度にロンドンへ父と出かけた後は特にひどくなりました。
彼等が去ってから二度目の日曜が来ようとする前の晩、ロザリーは、又アンナの祈の声で目を醒しました。アンナは、又「それは女には辛うございます。ああ神様。貴方は、それがどんなに女にとって辛いか御存じです。」と祈っています。何遍ロザリーはこの文句をきいたことでしょう。彼女は、
「アンナ、アンナ」
と姉をよびました。
「何故女には辛いの?」
姉から得た答はこうでした。
「男の人達は何でも好きなことが出来るのに女はそれが出来ないから辛いのです」
そして、後を向きアンナは、
「私はここに、あこがれを持っている」
と云いながら、両手をしっかり握り合わせ、音のする程自分の胸を打ちました。
「私はいつも持っていたのだし、これからもずっと持つだろう。