Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あさまふんかこう
浅間噴火口
豊島 与志雄
Lisez 浅間噴火口 (あさまふんかこう) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 11 938 caractères · 24 écrans
――李がまだ朝鮮にいた頃、その地に、日本人の専売局の役人がいて、その人が始終尺八を吹いていた。李は大変その「竹の笛」に心惹かれた。ところがその人が、或る時虎狩りに山奥へ行き、崖から落ちて負傷してるところを、虎のために身体の半分ばかり食われてしまった。李の家の人たちが先導となり、非常な危険を冒して、彼の半分の身体を持ち返った。その時、遺族の人から「竹の笛」を貰ったのである。其後、尺八のことを調べてみると、これは昔虚無僧たちにとっては、修道の具であり、また楽器であり、また剣であった。大変よい物が手にはいったと、自分も虚無僧の心を以てあれを大切に持っているのである。
「おばさんにも分るでしょう。」
正枝はただぼんやり肯いた。作りごとのような話の筋と李の真面目な調子と、ちぐはぐな気持だった。
「よい竹です、見て下さい。」
李はすぐ立上って、尺八を取りに、急いで二階に上っていった。
正枝はほっと溜息をついた。それから和やかな微笑を浮べた。