Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うかぶひこうとう

浮かぶ飛行島

海野 十三

Lisez 浮かぶ飛行島 (うかぶひこうとう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 124 009 caractères · 249 écrans

Aozora Bunko

「籤引? あきれた奴だ、選りだすんだ」

「ふふん、選りだすといっても、モルモットの中から鼠を探すときのように、そんなに簡単に選りだせるかね」

「無駄口を叩かないで、早く奥へいってみろよ。面白いから」

飛行島のワイワイ連中にとっては、いかにも面白い慰みごとかもしれないが、川上機関大尉にとっては、それは死ぬか生きるかの重大問題であった。

鑑定場

一人のカワカミと、それを捕らえてきた殊勲者とは、別々に鑑定委員の前によびだされることとなった。

カワカミはいずれも後手に縛られ、頸のまわりに番号を書いた赤い巾をまきつけてあった。まるで猫の頸っ玉のようだ。半裸体のもおれば、洋服を着ているのもいる。

殊勲者の方は、同じ番号のついた青札を手に持っていた。そして彼等はお互に、自分の捕らえたカワカミこそ本物で、貴様の捕らえたのは偽物だなぞと、罵りあっていた。

「おーい、青札の第一号はいるか。いたら、こっちへ入れ」

と鑑定委員は呶鳴る。

「へーい」

入ってきた第一号は、印度人であった。

「貴様はどこであの偽物のカワカミを引張ってきたんだ」

「に、偽物? じょ、冗談はよしてください」