Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うかぶひこうとう

浮かぶ飛行島

海野 十三

Lisez 浮かぶ飛行島 (うかぶひこうとう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 124 009 caractères · 249 écrans

Aozora Bunko

「綱条につかまって上るなんて、そんなことができてたまるか」

「でも、嘘じゃありません。ほら、彼奴等がやってきました。足音がします。あそこをごらんなさい」

その言葉のしたに、エンジンの奥から、うわーっととびだしてきたのは、印度人の一団であった。奥が暗いので、まるでシャツとズボンが攻めよせてきたように見える。

「あ、とうとうやってきたな」

先頭の印度人は、監守をなぐり殺したらしい血染の鉄棒をふりかぶって、フランク大尉に肉薄する。

「仇敵、英国人め。圧政にくるしむわが印度同胞のうらみを知れ!」

「な、なにを――」

だーん!

フランクはついにピストルの引金をひいた。

印度人の魂ぎる悲鳴――空をつかんで、鉄板の上に倒れた。

「あ、仲間を殺したな。それ」

残りの印度人は、鬨の声をあげて、うわーっととびだしてくる。

だーん、だーん。

フランク大尉は、電灯の光に見える敵を夢中で射撃する。

飛道具をもたぬ印度人は、かわいそうなほど、ばたばた倒れる。気の毒にも、みんなフランク大尉の弾の犠牲になるかと思われた。そのとき――

がちゃーん。

電灯が消えた。誰か電灯にスパンナーをなげつけた者がある。