Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うかぶひこうとう

浮かぶ飛行島

海野 十三

Lisez 浮かぶ飛行島 (うかぶひこうとう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 124 009 caractères · 249 écrans

Aozora Bunko

「これでやるか、――」

と長谷部大尉は、バスケットから九谷焼の小さい湯呑と、オランダで土産に買った硝子のコップとをとりだす。

「ええ肴は――と」

といえば、川上機関大尉は、

「肴は持ってきた」

といいながら、ポケットから乾燥豚の缶詰をひっぱり出した。

「いよう、何から何まで整っているな。おい川上、今日は貴様の誕生日――じゃないが、何か、ああ――つまり貴様の祝日なんだろう」

「うん、まあその祝日ということにして、さあ一杯ゆこう」

「やあ、いよいよ焼夷弾を腹へおとすか。わっはっはっはっ」

二人は汗をふきながら、生温かい故国の酒をくみかわすのであった。

南シナ海の怪物

しばらくすると、二人の若い士官は、どっちも真赤になってしまった。

「なあおい長谷部。貴様と俺とは、昔から不思議にどこへでもくっついて暮すなあ」

「うん、そうだ。血は分けていないが、本当の兄弟とよりも、貴様とこうやって一緒に暮している月日の方が長いね。なんしろ小学校時代からだからねえ」

「これまで、よく貴様に厄介をかけたなあ」

と、川上は急にしんみりいう。

「厄介をかけたり、かけられたりさ。これが本当の腐れ縁だ。