Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うみにいくるひとびと

海に生くる人々

葉山 嘉樹

Lisez 海に生くる人々 (うみにいくるひとびと) de 葉山 嘉樹 (はやまよしき) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 161 305 caractères · 321 écrans

Aozora Bunko

まずいのは、三上の問題が、未解決で残ってることなんだ。船長側では、それを仕掛けの種に使うだろうと思われるんだがね。

要するに、ほんとに、僕らの力がその一切を現わしうるのは、一切の奴隷的条件が、僕らに痛切に感得され、彼らの野獣的殺戮ぶりが暴露される時だけなんだ。その時は、当分来ないか、または明日の朝来るかは、僕らが、ジッと見張っていなければならないことなんだ。ね。だから今よりも、いつか、もっと彼らの暴虐が露骨に現われて、われわれの生命を直接にも、――間接にも顧慮することなく、かえって損傷するという事実がハッキリした時の方がいいだろう。と、僕は思うんだがね」藤原は条理を尽くしてその本質と、作戦とを述べた。

ボースンは降りて来た。衆議は一決して、藤原と波田とはボイラーの上に、西沢は、船底でそれぞれの仕事の持ち場についた。

ボイラーは、ハッチの口よりも長かったので、非常にその作業は困難であった。けれどもその日の夕方には、三本のボイラーをうまく無事に積みおろすことができた。

さて、それから、万寿丸は、高架桟橋の、石炭漏斗の下へ、そのハッチの口を持って行かねばならなかった。