Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うみにいくるひとびと

海に生くる人々

葉山 嘉樹

Lisez 海に生くる人々 (うみにいくるひとびと) de 葉山 嘉樹 (はやまよしき) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 161 305 caractères · 321 écrans

Aozora Bunko

仕事、と同じものだ。

「やりじまい」の仕事で、時間のおくれるのは、それは労働者に「腕がない」のであった。仲間から言っても、それは「だらしのない」ことだった! 自分からいえばそれは「自業自得」であった。そして、資本家から言えば、「だからこれに限る」のだった。それで、「おれたちがもうかる」のであった。

彼らは、ほとんど骨の髄までも冷たくなって、夕方、ほかの水夫たちが、飯を食ってしまったあとでようやく、その「やりじまい」を終えた。それは彼らの言うのが正当であった。「やりづらい!」と。

三九

一切はともかくも順当に行った。

高架桟橋からは、予想以上に、石炭を吐き出した。それは黒い大雪崩となって、船艙へ文字どおりになだれ込んだ。仲仕は、その雪崩の下で、落ちて来る石炭を、すみの方へすみの方へと、ショベルでかき寄せた。上の漏斗からの出方が速くて量の多い時は、数十人の人夫のショベルの力は間に合わないで、船のハッチ口は石炭でふさがってしまい、人足たちは船艙の四すみのあいたところへ密閉されてしまった。

彼らは、苦しさと暗さとから、その身を救うために、そのありたけの力で、石炭をすみの方へかき寄せた。