Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たんそうせんせいのきょういく

淡窓先生の教育

中谷 宇吉郎

Lisez 淡窓先生の教育 (たんそうせんせいのきょういく) de 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 1 090 caractères · 3 écrans

Aozora Bunko

先日、日田へ行く機会があったので、広瀬淡窓先生の旧屋、秋風庵を訪ねた。

広瀬淡窓の名前は、前から聞いていたが、機会がなくて、今までその人となりや教育方針のことなどは何も知らなかった。それで庵主古川老のお話は、非常に興味が深く、また大いに啓発されるところがあった。

門弟四千名、その中からは、高野長英、大村益次郎、清浦奎吾というような人々が出ていることも、もちろん特筆すべきであるが、それよりも驚くべきは、四千名というその数である。これらの門弟たちは、全国六十余州から笈を負って集ったもので、全然門弟の来なかった藩は、たしかに二つくらいしかない。青森地方、即ち南部や津軽からも、はるかに九州のこの僻地まで、数名の門弟が来ている。

幕末時代の交通機関のことを思えば、これはまことに驚くべき事実である。淡窓塾で、所定の学業を終えれば、学位がもらえて、それであと一生就職には困らない、というようなことももちろんなかったであろう。藩か大店かの「公費」で遊学したという学生も、絶無に近かったものと思われる。

門下生たちは、純粋に学問を身につけるために、千里を遠しとせず、九州日田の山地にまで集って来たのである。