Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふかがわにょうぼう

深川女房

小栗 風葉

Lisez 深川女房 (ふかがわにょうぼう) de 小栗 風葉 (おぐりふうよう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 28 597 caractères · 57 écrans

Aozora Bunko

「ああどうも長引いちゃ、お上さんもお寂しいでしょう?」

「寂しいって?」お光は合点の行かぬ顔をして、「なぜね?」

「へへへ、でもお寂しそうに見えますもの……」と胡散くさい目をしながら、「何は、金之助さんは四五日見えませんね?」

お光は黙って顔を眺めた。

「あの人は何でしょう、前から何も親方と知合いというわけじゃないんでしょう?」

「深い知合いというでもないが、小児の時学校が一緒とかで、顔は前から知ってるんだって」

「そうですか。私ゃまたお上さんがお近しいから、そんな縁引きで今度親方のとこへも来なすったんだと思いまして……いえね、金さんの方じゃ知んなさらねえようだが、私ゃ以前あの人の家のじき近所に小僧をしていて、あの人のことはよく知ってますのさ」

「そう、いつごろのこと?」

「そうですね、もう四五年前のことでしょう、お上さんがまだ島田なんぞ結ってなすったころで」

「へえい、じゃ私のこともそのころ知ってて?」

「ええ、お上さんのことはそんなによく知りませんが、でも寄席へなぞ金さんと一緒に来てなすって、あれがお光さんという清元の上手な娘だって、友達から聞いたことはありますんで……金さんも何でしょう、昔馴染みてえので、今でもお上さんが他人のようにゃ思えねえんでしょう」