Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おんせんへでかけたすずめ

温泉へ出かけたすずめ

小川 未明

Lisez 温泉へ出かけたすずめ (おんせんへでかけたすずめ) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 4 988 caractères · 10 écrans

Aozora Bunko

」と、からすが話しかけた。

すずめは、いま、自分の身は、猛鳥に捕らえられると思っていたのに、思いがけない、やさしい声で、からすにこうたずねられると救われたような気がしました。

「うたれたのです……。弾丸にあたったのです……。」と、すずめは、ふくれながら、目を、白黒さして、哀れな声で答えた。

「え、鉄砲でうたれたんですか。ど、どこをやられました?」と、からすは、上の枝から、すずめのそばへ降りてきて、傷のついた、羽の付け根が血に染まっているのをながめたのです。

「まあ、かわいそうに、どこでですか?」と、からすは聞さました。

すずめは、畑のあちらの村を見ました。からすは、それと悟って、すぐにうなずいた。

「あ、あの悪太郎めが、空気銃でうったのですね。あまり、あなたがたが、家の近くへいくから、悪いのですよ。いつか、私にも、鉄砲を向けたことがあります。けれど、私はそんなうたれるようなのろまじゃない。私は、ばか! ばか! といって、あいつの頭の上で笑ってやりました。」と、からすは、自慢をまぜて話しました。

すずめは、そんな話に身をいれて聞くどころでありません。いつ自分の体は、目がまわって下へ落ちるかとそればかりおそれていました。