Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
みおつくし
澪標・落日の光景
外村 繁
Lisez 澪標・落日の光景 (みおつくし) de 外村 繁 (とのむらしげる) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 889 caractères · 268 écrans
その半ばは芝生になってい、ぶらんこもあって、私達の恰好の遊び場になっている。開けっ放しになっていた門から、たつが顔を出した。たつは上畑の帰りらしく、手に提げた竹籠には青い豆が入っている。
「何してやすのや。明さんもおとなしいな」
たつは言葉遣いもよくなり、行儀も改ったが、依然として快活である。
「あれ、ぶらんこや。ちょいと乗らしてもらお」
たつはぶらんこに飛び乗り、脚を曲げて繰り初める。私は一寸たつの方へ目をやったが、直ぐ遊びの方へ目を返した。しかしそれがどんな遊びであったか、記憶はない。
人の来る気配に顔を上げる。本家の男衆の万歳が立っている。たつは威勢よくぶらんこを繰っている。万歳はすっかり私達を無視した態度で、片手を小手にかざして言う。
「これは、これは、絶景なり、絶景なり」
しかしたつはぶらんこを少しも緩めようともせず、上から言い返す。
「いやらしやの。ほんなところ立ってんと、早う、向こい行き」
「ひゃあっ、胸がだいこだいこ、腹がかっぶらかっぶら」
「阿呆いうてんと、早う行かんと、唾かけるほん」
「おたつどん、あきんどの節季や。もうけが見えたがな。後に未練はあるけんど……」