Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

むじんとうにいきるじゅうろくにん

無人島に生きる十六人

須川 邦彦

Lisez 無人島に生きる十六人 (むじんとうにいきるじゅうろくにん) de 須川 邦彦 (すがわくにひこ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 100 616 caractères · 201 écrans

Aozora Bunko

龍睡丸出動の目的

日はもう海にしずんで、館山湾も、夕もやにつつまれてしまった。ほかの学生は休日で、ほとんど上陸している、船内には、物音ひとつきこえない。

以下物語に、「私」とあるのは、中川教官のことである。

龍睡丸出動の目的

須川君には、長い間、無人島の話をしてくれと、せめられたね。今日はその約束をはたそう。

問題の龍睡丸というのは、七十六トン、二本マストのスクーナー型帆船で、占守島と内地との、連絡船であった。

占守島が、雪と氷にうずもれている冬の間は、島と内地との交通は、とだえてしまう。それで、秋から翌年の春まで、龍睡丸は、東京の大川口につないでおくのだった。これは、まったくむだなことで、そのうえ、船の番人だけをのこして、うでまえの達者な乗組員は、みな船からおろしてしまっていた。

だから、春になって、船がまた出動しようとして、急に乗組員をあつめても、なかなか思うような人は集められない。これは、龍睡丸にかぎらず、北日本の漁船や小帆船は、みな、こんなありさまであった。

そこで、船が、この冬ごもりをしている間に、南方の暖かい海、新鳥島から、小笠原諸島方面に出かけて行って、漁業を調査し、春になって、日本に帰ってくる計画をたてた。