Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ばくやくのはなかご

爆薬の花籠

海野 十三

Lisez 爆薬の花籠 (ばくやくのはなかご) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 101 908 caractères · 204 écrans

Aozora Bunko

「すぐ灯火管制にうつらねばなりませんが、こうだしぬけの警報では、ちょっと時間がかかりますが、いかが?」

「ただちに、電源の主幹を切って、消灯だ!」

船長は電文を見終って、はっきり命令を出した。

「えっ、主幹を切りますか」

「早くやれ!」船長のはらは、すわっていた。

これから消灯または遮光の命令を出して、おおぜいの手で、船内の方々をくらくさせていたのでは、おそくなる。ことに、海を航行している汽船は、空中から、すこぶる見えやすい。船長の考えとしては、船の安全のために一秒でも早く灯火管制をやりとげるためには、こうするのがいいと思ったのである。

命令は、ただちに、発電室に伝えられた。

「電灯用主幹、全部開放!」

あっという一瞬間に、船内の電灯は、全部消えてしまった。どこもかしこも、たちまち、まっくらやみだ。

ただ機関室などの大事なところは、夜光塗料が、かすかに青白く光って、機械の運転に、やっとさしつかえのないようには、なっていた。

食事半ばの、三等食堂などは、文字どおり、暗黒の中にしずんでしまった.

「あっ、どうした。電灯をつけろ」

「停電で、飯がたべられるか」

「電灯料の支払いが、たまっているのだろう。