Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さるこぞう
猿小僧
萠円山人
Lisez 猿小僧 (さるこぞう) de 萠円山人 (ほうえんさんじん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 5 635 caractères · 12 écrans
それから小僧は御殿の中でお湯に入れられて、美しい着物を着せられて、いろいろな礼儀や学問を教えられたが、小僧はそんな事は大嫌いであった。その中でも、広い長い重たい着物を着せられるのが一番厭で、うっかりするとお付の者の眼を盗んで直に下着一枚になって、御殿の屋根の上を駈けまわった。それから夜はどうしても寝床の中に寝ないで、王様の馬小屋の藁の中に寝た。その馬は王様を載せるのが自慢で、「自分が通ると、人間が皆頭を下る」と小僧に話して聞かせた。
「それだからお前は馬鹿なんだ。それはお前に頭を下げるのじゃない、王様に下るのだ。そんな事を喜んでいるより、俺と一所に来て野原で遊んで見ろ。日は照るし、風は吹くし、川は流れているし、美味しい草はいくらでもあるし、こんな面白い気持ちのいい事はないぜ」
と話して聞かせた。
「そんなら連れて行って下さい」
「うん、連れて行ってやろう」
と約束したが、やがて夜が明けると直ぐに閂を外して、馬を出して、その背中に飛び乗って王宮の御門の処へ来た。門番は驚いて、
「どこへ行く」
と尋ねた。
「王様の馬と一所に野原に遊びに行くのだ」
「この馬泥棒」