Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lisez 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 374 755 caractères · 745 écrans
Aの如き文学・思想の海のどのあたりに糸をたれればどのように魚がくいつくかということを、おくめんなく狙うことに於てえぐさを発揮するが如く。本当のえぐさに到達することは達人への道ですから。そして、えぐさが単音でないこと(「小祝の一家」は単音よ)、和音であること、折れども折れざる線であって、ポキリとした短い棒ではないこと。このことも亦意味ふかいものですね。今日に到って、秋声、正宗、浩二等の作家が、和郎よりもましであるというところ、和郎がものわかりよすぎる理由、等しく、正当な意味でのえぐさの濃淡にも関係して居ります。えぐさは私の成長の過程では現在、例の私、私に対する自身へのえぐい眼から第一歩をふみ出すべき種類のものであり、より確乎たる理性の緻密さの故に流動ゆたかになる感性の追求に向けられるべきであり、沈みこみの息のつづき工合に向けられるべきであると思われます。鋭い観察というような眼はしの問題には非ず。――そうお思いになるでしょう。生活をこね切らぬ、という状態は微妙なものですね。本人が、何とか自分の心で胡魔化しているより、現実に露出するものは、作家にあっては、実に大きい。