Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lisez 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 374 755 caractères · 745 écrans
は人生態度で人生問題であって、婦人問題でも社会問題でもない、と云っているのは、筋がとおっている。それでも『妾の半生』(改造文庫)では、この人は自身について割合客観的でないのにおどろかされますが。彼女は「若き日の誇り」をずっともっていたらしいから、その故で却ってそうなったのでしょうね。まだ出かけるかどうか気がきまりません、大変愚図だね、とお思いになるでしょう。では。
八月二日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕
八月二日 第七十三信
今、午後の四時半。あなたは何をしていらっしゃるところでしょうか、けさは国男さんの出るとき一緒に出かけて今まで上野でした。おべん当をもって行くのを忘れたので、おひるぬきで今までいて、大ぺこでかえって来て、おそい昼を終ったところ。夕立がやんだ後としてはむしますこと。八十二度で低いのだけれど。
今、何をしていらっしゃるでしょうね。体をしずかにしながら読んででもいらっしゃるでしょうか。私はそこへ行き、ベッドの横のところへ、頭を休めて、わきの床へ坐りこみます。ずっと読みつづけていらしてかまわないの、私はそうやっていれば気が休まるのだから。