Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lisez 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 374 755 caractères · 745 écrans

Aozora Bunko

卯女子もしっかりした娘になって、いかにも原さんそっくりです。はっきりしすぎている位の表情です。それから、かえって来たら、御褒美というわけ。茶の間には火鉢があったかいから、ちいちゃんと発ちゃんが眠って居ます。四畳半でお手紙よんで、それから風呂に入り、サロメチールをぬって、きょうは肩の痛いのも背中の痛いのも大分楽です。それでもこの字はなるたけ力入れぬようと心がけて書いているの、お分りになるかしら、字の感じ。手は少し重たいナと思った位ではれません。今のんでいる薬がいろいろききます、御安心下さい。

それは全く仰云る通りよ、ユリは勿論、あなたが疲れたり熱があったりなさるのにノコノコ出て下さることなんか望んでは居りません。そういう意味で無駄足を厭ってもいないの。ただ、ね。是好日のこともわかります、それは私にしてもそうですから。その調子でお互にあの日この日を迎え送りしてゆくのですもの。それでもこの速達頂いて、私はきょうは気分が大変いいわ。大変ききめがあらたかです、どうかお手紙はちょいちょい願います。「よいくれをおくることだ」とありますね、そういう工合? そうでしょうね。