Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lisez 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 230 599 caractères · 458 écrans

Aozora Bunko

。旅人は去りかねています。そして思わず心の願いをうたにうたうの。ああせめて、私の眼がたんのうするまで、と。

それからこんな対話風のソネットがあるわ。

あら、あなたは、どうしてそんなにいそいで行こうとなさるのでしょう。まだ日は高いわ。

私たちの影法師は、さっきから、まだ、

ほんのちょっと、

ホラ、あの樹の根元から少し動いたばかりなのに。

対手のひとは黙って、そういう娘をじっとみています。

顔を仰向け、眼に見入り、答を待っていた娘の心と体とを貫いて戦慄が走りました。娘にも急にわかったのよ、言葉の消えるときが来るのが。碧くてひろい大空は、そこに真昼の太陽をのせたまま、二人の上に墜ちて来ようとしていることが。

刹那を支えているひとの美しさ。

娘は叫びのように感じます、ああ自分は大地だということを。大地だというよろこびを。

いくらこんなに書き直したって駄目ね。

詩には響きもあるのですもの。その響は耳できかなければききようもないのですもの。詩の諧調が次第次第に高まるにつれて、律動の間から響いて来るひびき。

今そちらはどんな気候になりました? 何だか手とつま先とがつめたいようになって来たわ、こんなに、ね。