Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ごくちゅうつうしん
獄中通信
戸坂 潤
Lisez 獄中通信 (ごくちゅうつうしん) de 戸坂 潤 (とさかじゅん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 3 798 caractères · 8 écrans
金は時局柄、又将来の物価騰貴を参考(出来たら価格表記で送って貰おう)――読んだ本、一切経三(般若二、華厳一)稲葉円成「聖徳太子」、佐々木月樵「親鸞上人伝」前田慧雲「大乗仏教史論」、インブリー「拉太書註解」、論語、孫子等――嵐子は英語の勉強はお父さんの云った通りしているか。それから「ブランデスの近世ヨーロッパ文学史」(八畳のタタミの上の書架に七冊揃い)の一読をすすめる。お父さんは徹夜して耽読した本だ。ここではニュースを割合聞ける。手紙時々たのむ。
戸坂嵐子殿(七月二日午後)(長野)
おばあちゃんの手紙、かあさんの葉書4、嵐子の手紙1受け取った。当方変ったことなし、目方も大分増したらしい。ニュースをよく聞く。芙蓉と名を知らぬ花の花盛り。この頃は金板みがきをやめて足袋職人。毎日薬を食う。毎日ヒゼンの薬湯に入る。書架は南側中央及び北が大切*。いざという場合には井戸に投げ込むのも可。おばあちゃんには若い者の意見をよく聞いてやるように。出来たら葉書五六枚送って欲しい。面会に来られたら来るように。嵐子も一緒で結構、長野近くでは昨年など林檎七八円で一人一貫か二貫まで売ってよいことになっていたそうだ。