Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

せいしまんじどもえ

生死卍巴

国枝 史郎

Lisez 生死卍巴 (せいしまんじどもえ) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 91 598 caractères · 182 écrans

Aozora Bunko

また佇んだ碩寿翁の、足もとに置かれてある小箱から、何と美しく何と高貴な、光が放たれていることか!

その翌日のことであった。四挺の駕籠が前後して、柏屋の門口からかき出され、高山の方へ進んで行った。

四方を森林に囲まれているので、丹生川平は丘の上にあったが、極めて陰気に眺められた。

切り株に腰をかけながら、話している若い男女があった。

「あなたには大分変わられましたな。昔より陰気になられたようで」

「……でもあなたがおいでくださいまして、陽気になりましてございます。……あなた、お体はよろしいので?」

「いずれも微傷ゆえ大丈夫でござる。……が、あのような経験は、拙者、一度で充分でござる」

「何と申し上げてよろしいやら」

「みんな弦四郎めが悪いので」

二人は茅野雄と浪江とであった。

と、背後から声がした。

「まあそう拙者を憎まないがよろしい。……大した悪人でもありませぬからな」

別天地

丹生川平という別天地に、宮川茅野雄と醍醐弦四郎とが、一緒に住居をしているとは、ちょっと不思議と云わなければならない。

考えて見れば不思議ではなかった。

茅野雄は丹生川平の長の、宮川覚明の甥であって、覚明の娘の浪江によって、招かれている人物であった。