Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ばんちょうさらやしき
番町皿屋敷
岡本 綺堂
Lisez 番町皿屋敷 (ばんちょうさらやしき) de 岡本 綺堂 (おかもときどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 33 494 caractères · 67 écrans
七
「今となっていかに詫びても、罪のない者を一旦疑うた罪は生涯消えぬぞ。さあ、覚悟してそれへ直れ」
お菊をそこへ突き放して、播磨は刀掛の刀を取りに行った。隣の琴の音はもう聞えなかった。
七
お菊が故意に皿を割ったのは事実であった。お仙は決して嘘をいったのではなかった。女の口軽にふとそれを十太夫に洩したのであったが、お仙も後でそれを悔んだ。自分が由ないことを口走った為に、万一お菊が手討に逢うようなことがあっては大変である。お菊の恨みは怖ろしい。彼女は落着いていられなくなって、そっと忍んで奥の様子をさぐると、お菊は主人に手ひどく折檻されて、むごたらしい姿で泣いているので、お仙はいよいよ堪らなくなった。
彼女は十太夫のところへ行って、お菊の取りなしを頼んだが、十太夫はその問題に就いてお菊にあまり同情をもっていないらしいので、お仙はいよいよ気をあせって、更に奴の権次と権六とに縋った。
お菊の罪は重々である。どんな仕置に逢っても仕方がない。しかし奴どもの眼から見ればたかが女子である。骨のないくらげの豆腐を料理しても何の手堪えもあるまい。万一いよいよお手討ともなるようであったならば、おれ達は何とか御詫びを申上げてやろうと受合って、二人の奴は庭口に廻ってそっと窺っていると、果して主人は刀を持出して来た。