Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しらがこぞう

白髪小僧

杉山 萠円

Lisez 白髪小僧 (しらがこぞう) de 杉山 萠円 (すぎやまほうえん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 98 770 caractères · 194 écrans

Aozora Bunko

たった一人の淋しさつらさ

堪え切れずに天地を恨み

吾が身を怨んで死んでしまった」

残る怨みのその一念が

眼玉に移って女に化けて

口に残って坊主になって

鼻に移って赤児に化けて

耳に残って爺になって

今はこの世で藍丸王に

昔の主人の淋しさつらさ

思い知らせる時が来た」

花が咲いても紅葉をしても

風が吹いても時雨が来ても

見えもしなけれあ聞こえもしまい。

飢えも渇きもせぬその代り

どんな御馳走貰ったとても

味もわからず香気も為まい」

鞭に打たれて血が浸み出ても

痛くもなければ悲しくもない。

音も香も無い不思議な身体。

この世に居ながらこの世を知らぬ。

夜か昼かは愚かな事よ

我が身の在り家も我が身に知らぬ

世にも淋しい憐れな生命」

世界の初めの石神様が

闇へと生れて闇へと帰る

たった一人の淋しい心

思い知ったか。思い知れ」

と口々に唄って踊っていたが、やがて赤ん坊が一声ギャッと叫ぶと一所に、四人は一度に燃え立つ火の中へ飛び込んで終った……と思う間もなく燃え上る火の中から、一人の少年が髪毛の色から衣服まで藍丸王そっくりの姿で、藍丸王の眼の前に踊り出した。