Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

すかいさんきこう

皇海山紀行

木暮 理太郎

Lisez 皇海山紀行 (すかいさんきこう) de 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 11 720 caractères · 24 écrans

Aozora Bunko

相老で足尾線に乗り換え、原向で下車したのは午後四時近くであった。渡良瀬川が少し増水して橋が流れ、近道は通れないとのことに本道を歩いて原に着いた。自分らは五万分の一足尾図幅に、原から根利山に向って点線の路が記入してあるので、それを辿って先ず国境山脈に攀じ登り、南進して千九百五十七米の三角点をきわめ、引き返してその北の一峰から西に沢を下り、地図の道に出て砥沢に行き、翌日何処からか皇海山に登ろうという計画であった。それで原に着くと早速路傍の人を捉えてはこの道の状況を訊ねた。結果は例のごとく不得要領に終ったが、若い人たちは有ると言うた。どうせ明日になれば分ることだから心配もしない。

原には宿屋がないので、五、六町北のギリメキまで行って越中屋というに泊った。他にもなお越後屋、石和屋というのがある。いずれも木賃宿より少し上等という程度のものに過ぎない。

砥沢から来たという男と同室した。その話によると国境には切明があって、六林班から半日で皇海へ往復される。上州峠の上州側には六林班の鉄索運転工場がある。今は其処の伐採中で、八林班の方は既に植林済みとなって、人は入っていないとのことであった。