Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
えいきょ
盈虚
Lisez 盈虚 (えいきょ) de Nakajima Atsushi (中島 敦) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 7 655 caractères · 16 écrans
すっかり気を呑まれた荘公は唯々として「諾」と答えるほかは無い。
翌年の春、荘公は郊外の遊覧地籍圃に一亭を設け、墻塀、器具、緞帳の類を凡て虎の模様一式で飾った。落成式の当日、公は華やかな宴を開き、衛国の名流は綺羅を飾って悉く此の地に会した。渾良夫はもともと小姓上りとて派手好みの伊達男である。此の日彼は紫衣に狐裘を重ね、牡馬二頭立の豪奢な車を駆って宴に赴いた。自由な無礼講のこととて、別に剣を外しもせずに食卓に就き、食事半ばにして暑くなったので、裘を脱いだ。此の態を見た太子は、いきなり良夫に躍りかかり、胸倉を掴んで引摺り出すと、白刃を其の鼻先に突きつけて詰った。君寵を恃んで無礼を働くにも程があるぞ。君に代って此の場で汝を誅するのだ。
腕力に自信の無い良夫は強いて抵抗もせず、荘公に向って哀願の視線を送りながら、叫ぶ。嘗て御主君は死罪三件まで之を免ぜんと我に約し給うた。されば、仮令今我に罪ありとするも、太子は刃を加えることが出来ぬ筈だ。
三件とや? 然らば汝の罪を数えよう。汝今日、国君の服たる紫衣をまとう。罪一つ。天子直参の上卿用たる衷甸両牡の車に乗る。罪二つ。