Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんきちとおかあさん
真吉とお母さん
小川 未明
Lisez 真吉とお母さん (しんきちとおかあさん) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 3 689 caractères · 8 écrans
「僕、お母さんといっしょなら、どんなさびしいところでもゆくのだがなあ、そして、ちっとも、さびしいことはないんだがなあ。」と思って、涙にくれました。
お母さんは、お母さんで、まだ年のいかない、だいじな、かわいい子を手もとからはなすのは身を裂かれるような苦しみでありました。
「夜中に、夜具からはみだしても、いままでのように、だれがかけてくれるだろう。かぜをひかなければいいが、なにから、なにまで、私が世話をしてやったのが、もう旅に出れば、めんどうを見てくれるものもないだろう。」と、お母さんは、ひとりで考えて、涙をふいていました。
しかし、一家の都合では、どうすることもできません。いよいよ真吉の出発の日がやってきました。お母さんは、泣き顔を見せてはいけないと思って、
「さあ、元気よくいっておいで。道中気をつけて、あちらについたら、この赤いふろしきを持って改札口を出ると、叔父さんが、迎えに出ていてくださるから、お母さんの、日ごろいったことをよく守って、偉い人になっておくれ。こちらのことは、けっして、心配しなくていいのですから。」と、おっしゃいました。
真吉は、日本男子というものは、泣くものでないと、学校の先生からきいていたので我慢をして、