Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

まひるのおばけ

真昼のお化け

小川 未明

Lisez 真昼のお化け (まひるのおばけ) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 7 904 caractères · 16 écrans

Aozora Bunko

「うそでない、草の上に落ちていたんだよ。」

光一は、それ以上、ほんとうだと信じさせるようにいえないことを、至極残念に思いました。

「魚屋さんかしらん。しかし、あんな原っぱを通るはずがないだろう。また、ねこがさらってきたなら、食べてしまうし。そのえびは、どっか、傷がついていたかい。」と、勇吉が、ききました。

「一本も足がとれていなかった。まだ生きているように、黒光りがしていた。」

「そして、足が、動いていた?」

「じっとしていた。僕、家へ帰って、すぐに塩水に入れてみたけれど、死んでいたよ。」と、光一は、いいました。

「そいつは、おかしいね。それで、そのえびどうしたの。」と、勇吉は、そんなこと、あり得ないことだといわぬばかりに、問いました。

「僕、勇ちゃんに、見せようと思って、持っていったのだよ。途中で、かぶとむしを見つけたので、つかまえていると、ペスがくわえて、逃げてしまったんだ。」と、光一は、考えても残念そうに、答えました。

「なあんだ――。」と、勇吉は、両手を頭の上にのせて、しばらく考えていたが、

「ああ、光ちゃん、わかった。君は、夢を見たんだ! きっと、光ちゃんは、夢を見て、それをほんとうにあったことと思っているんだ。