Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かみのごとくよわし

神の如く弱し

菊池 寛

Lisez 神の如く弱し (かみのごとくよわし) de 菊池 寛 (きくちかん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 13 929 caractères · 28 écrans

Aozora Bunko

最初恐れられて居た心臓の弱さも、杞憂であったことが判った。予後は、随分長くかゝった。それでも、発病してから、三月目の初には、もう常人と変化しないほどの健康に、近づきかゝって居た。

その間雄吉は、吉岡から聴いた話を、河野に伝えなかった。河野に云えば、きっと不愉快を感ずるだろう、病気のために可なり気を腐らせて居る時に、話してはならない、病床にある間は黙って居ようと思って居た。

が、兎に角、河野の代理にやったことだから、一応は河野に話して、その事後承諾を得なければならぬと思って居た。同時に、河野からの感謝を得たいという心持もあった。

ある晩、河野は珍しく雄吉の家を尋ねて来た。もう夏の初であるのに、まだ外套を着て居た。

「夜外出して見たのは、今日が初てなのだ。もう大抵大丈夫だと思ったから、試験的に君の家まで来て見たのだ。」と云った。

もう全くの健康だった。少し位いやなことを聴いても、ビクともしないような感情と身体とを、取り返して居るように思われた。雄吉はもう話してもいゝと思った。

世間話が一寸途切れた時に、雄吉は心持言葉を改めながら、

「君、今だから話すがね。