Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

いねのいちにち

稲の一日

中谷 宇吉郎

Lisez 稲の一日 (いねのいちにち) de 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 10 013 caractères · 20 écrans

Aozora Bunko

先輩の言葉によれば「作物は急ぎますから」大丈夫である。稲の場合でも、積算温度が大分重視されているが、特に限界気温を割るようなことさえ無ければ、大体は積算温度が生育を支配するとみてよい。気温十五度の二日と、三十度の一日とは、積算温度は同じであるから、この点からみても大分有望である。

こういう装置の中で栽培をするとなると、さらにいろいろな便宜がある。発芽してから穂が出るまでの期間、即ち栄養生長期間は、日光が沢山あたった方がいいので、昼を長くして夜を短くする方がよいであろう。例えば八時間くらい照射して、次に四時間暗くして休ませるというふうにすれば、どんどん生長するであろう。四時間の休養で充分か、五時間にした方がよいかというようなことは、いろいろ実験してみれば、わけなくわかることである。

長日短夜で必要程度まで栄養生長をさせたら、今度は短日長夜に自動装置を切り換える。稲は短日性の植物であるから、日が短くなると、慌てて穂を出して生殖細胞を作り、大急ぎで米を作るはずである。こういう点を一つ一つ細かく調べて、最適の栽培方法を選べば、二カ月よりもっと早く米が出来ないとも限らない。