Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
くうしゅうそうそうきょく
空襲葬送曲
海野 十三
Lisez 空襲葬送曲 (くうしゅうそうそうきょく) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 95 012 caractères · 189 écrans
「莫迦云いなさんな、胴中と足とが、同じ位の太さだなんて」
「お祖父さんは、見ないから嘘だと思いなさるんですよ。どれ持ってってやりましょう」
お妻は、掌の上に、片っぽの短い靴下を、ブッと膨らませて載せた。それがお妻には、まるでおもちゃの軍艦の形に見えた。
「おい、あのなには……」と長造はお妻を呼び止めた。
「弦三はもう帰っているかい」
「弦三は、アノまだですが、今朝よく云っときましたから、もう直ぐ帰ってくるに違いありませんよ」
「あいつ近頃、ちと帰りが遅すぎるぜ、お妻。もうそろそろ危い年頃だ」
「いえ、会社の仕事が忙しいって、云ってましたよ」
「会社の仕事が? なーに、どうだか判ったもんじゃないよ、この不景気にゴム工場だって同じ『ふ』の字さ。素六なんざ、お前が散々甘やかせていなさるようだが、今の中学生時代からしっかりしつけをして置かねえと、あとで後悔するよ」
「まア、今日はお小言デーなのね、おじいさん。ちと外のことでも言いなすったらどう? 貴郎の五十回目のお誕生日じゃありませんか」
「五十回目じゃないよ、四十九回目だよ」
「五十回目ですよ。おじいさん、五十になるとお年齢忘れですか、ホホホホ」