Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はしがき
童話集 春
竹久 夢二
Lisez 童話集 春 (はしがき) de 竹久 夢二 (たけひさゆめじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 43 531 caractères · 97 écrans
おばあさんのために冬の用意をせねばならぬと、花子は考えました。そこで花子は薪と炭のとこへあてて手紙を書きました。
ことしもまた冬がちかくなりました。おばあさんが寒がります。どうぞはやく来て下さいね。
花子
北山薪炭様
北山薪炭は、花子の手紙を受取りました。
「そうだそうだ。もう冬だな、羽黒山に雪がおりたからな。花子さんのところへそろそろ行かずばなるまい」
北山薪炭はそう言って、山の炭焼小屋の中で、背のびをしました。
「どれ、ちょっくらいって、汽缶車の都合をきいて来ようか」
北山薪炭は、停車場へ出かけました。そこにはすばらしく大きな汽缶車がもくもくと黒い煙をはいているのを見かけました。
「汽缶車さん、ひとつおいらをのっけて、花子さんの町までいってくれないか」
北山薪炭が、そう言いました。
「いけねえ、いけねえ。今日はおめえ、知事さまをのっけて東京さへゆくだよ。そんな汚ねえ炭なんかのっけたら罰があたるよ」
汽缶車は、そう言って、けいきよくぶつぶつと出ていってしまいました。
すると、そこに中くらいの大さの汽缶車が一ついました。