Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふんにょうたん

糞尿譚

火野 葦平

Lisez 糞尿譚 (ふんにょうたん) de 火野 葦平 (ひのあしへい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 51 974 caractères · 99 écrans

Aozora Bunko

ありがとう、あんた、と彦太郎は答え、この口ばかり達者の男の好意を嬉しいと感じた。実際はたいして何の役にも立たない卯平であることが判って居ったが、心から自分のことのように同情して憤慨する男を何かしら頼もしげにも感じた。えらい汗かいて居るじゃないか、帰りに扇谷温泉にでも寄って汗を流して行ったらどうだ、この頃風呂も綺麗になったそうだし、それに仲居にたいそう別嬪が居るそうじゃ、と卯平が笑い笑い云った。ああそれもええなあ、あんた、この頃何やかやでごてごてし、ゆっくり風呂を浴びるということもない、今日はもう別に用もなし、温泉にでも浸って来ようか、だが別嬪なんか、そんなものはどうでもよいぞ、と彦太郎が答えると、どうでもよいことはあるまい、彦さんも昔はなかなかやったもんだからな、と云って卯平は彦太郎の肩をとんとつき、大声を立てて笑った。彦太郎もにやにやと笑い、昔は昔たい、糞の苦労で女なんぞのこと忘れてしまった、女の欲しい位の馬力がある時でないといかんな、と云って、二人は顔見合わせ、お互様になというように哄笑した、然し、彦さん、根が好きな道、その温泉の女というのは、とてもよい女というから、彦さん、気をつけたがよいぞ、と笑いながら云うのに、ほんとにな、あんた、気をつけんと危ない危ない、と彦太郎も笑いながら答え、肥料は明後日