Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
Lisez 細雪 (ささめゆき) de 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 226 715 caractères · 431 écrans
分っているなら、これを機会に啓坊との関係を清算して生活を建て直してくれるとよいのですが、そんな気になってくれないものでしょうか
蒲原先生や櫛田先生にも随分お世話になったことと存じますが、姉の身として公然お礼を述べることが出来ない辛さを察して下さい
四月六日
鶴子
幸子様
侍女
幸子はこの手紙を受け取った日に、それを雪子に読ませるためにわざわざ病院へ持って行き、帰りしなに雪子が病室の外へ送って来た隙を捉えて、
「こんな手紙が来たで。―――」
と云いながら、そっとハンドバッグから取り出して、
「此処で読み」
と、玄関の上り口で立ち読みをさせた。雪子は一と言、「姉ちゃんらしいわ」と洩らしただけで戻って行ったので、どう云う意味で云ったこととも分らなかったけれども、幸子は何かその手紙から余り好い感じを受けなかった。率直に云うと、姉はその手紙で、自分が最早や妙子に対しては殆ど愛情を持っていないこと、寧ろ妙子が捲き起す災厄から自分たち一家を守ることにのみ汲々としていることを、不用意のうちに曝露しているのであって、それも一往尤もではあるが、しかしそう云う風に云われては、妙子にも不憫が懸るのであった。