Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

るこうしんそう

縷紅新草

泉 鏡花

Lisez 縷紅新草 (るこうしんそう) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 24 566 caractères · 48 écrans

Aozora Bunko

何、夏なら、炎天なら何とする?……と。そういう皮肉な読者には弱る、が、言わねば卑怯らしい、裸体になります、しからずんば、辻町が裸体にされよう。

――その墓へはまず詣でた――

引返して来たのであった。

辻町の何よりも早くここでしよう心は、立処に縄を切って棄てる事であった。瞬時といえども、人目に曝すに忍びない。行るとなれば手伝おう、お米の手を借りて解きほどきなどするのにも、二人の目さえ当てかねる。

さしあたり、ことわりもしないで、他の労業を無にするという遠慮だが、その申訳と、渠等を納得させる手段は、酒と餅で、そんなに煩わしい事はない。手で招いても渋面の皺は伸びよう。また厨裡で心太を突くような跳梁権を獲得していた、檀越夫人の嫡女がここに居るのである。

栗柿を剥く、庖丁、小刀、そんなものを借りるのに手間ひまはかからない。

大剪刀が、あたかも蝙蝠の骨のように飛んでいた。

取って構えて、ちと勝手は悪い。が、縄目は見る目に忍びないから、衣を掛けたこのまま、留南奇を燻く、絵で見た伏籠を念じながら、もろ手を、ずかと袖裏へ。驚破、ほんのりと、暖い。芬と薫った、石の肌の軟かさ。