Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

Lisez 自警録 (じけいろく) de 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 168 224 caractères · 328 écrans

Aozora Bunko

身は縛られても心は独立

身は縛られても心は独立

凡人の情なさには、僕の身の自由を制裁し得る人、すなわち僕の生活の道を制する人はついに僕の心までも制裁するにいたる虞がある。先に述べた友人は少年ながらもこの事を知りしゆえ擲らるるままに恥を忍んで去った。今にしてこれを顧みれば気の毒だと思う。さりとてまったく余の奴隷にならなかったのは、翌日相当の礼を述べ下宿を代えたからである。彼に転宿する余裕ありしゆえ、心の独立を失わなかったが、この余力なき人はますます根性が卑屈となる。折々僕も見ることであるが、役人にしてその位地が堅固なりと思うあいだは随分勝手な口をきき、いつ辞めても天下を濶歩する意気込みを現すも、一たび辞職を勧告さるればたちまち態度を変え、即日より上官のことを噂するにも敬語を用い、一夜にしてかくまでも変化するかと驚くことがある。

かくいったからとて人間の心の中に唯物的拝金的卑屈なる根性があって、体の制裁によって心が左右さるるものだと断言することは出来ぬ。五斗米のために身を屈しても身を枉げても、心はどこまでも直立独歩する者もある。むかし耶蘇教の弟子パウロは新しき宗教を奉じた咎をもって捕縛せられ笞うたれ、獄に投ぜられ種々の苦を受けたが、ついに国王の前に呼び出され、御前裁判を受けたとき、傷だらけの体を縛られたまま、